カヤックフィッシングでは、限られた狭い艇の上で釣りをしなければなりません。
実は、ロッド選びをミスしてしまうと、かなり釣りがしにくくなったりストレスが溜まるもの。
今回は、失敗しないためのポイント3選をお話ししたいと思います。
(すでにカヤックフィッシングをされている方には当たり前の内容となってきます。)
✔︎ 当記事の内容
・カヤックで使う3つの注意点【ロッドの長さ・グリップ・ガイドの大きさ】
・私の当初の体験談(バスロッドを使用して見た結果・・・)
・カヤックフィッシングビギナーにおすすめのロッドを紹介します
カヤックで使う3つの注意点【ロッドの長さ・グリップ・ガイドの大きさ】
まず結論として、カヤックフィッシングにおいて「ロングロッド」は不向きという点。
そして、グリップが短いと脇にホールドできないため、非常に釣りづらいという点です。
さらに、ガイド径が小さいロッドが非常に多いので、これはPEラインとリーダーの結び目が毎回触れる部分となるので、ガイド径は大きいものが好ましいです。
上記の3点はまず気にしておく必要があります。
一旦まとめます。
・カヤックフィッシングにロングロッドは不向き
・グリップが短いと釣り辛い
・ガイド径は大きい方がストレスがない
✔︎ カヤックフィッシングにロングロッドは不向き
カヤックは自分のお尻の位置に重心がくるので、その重心位置をずらすと簡単に転覆します。
すなわち、竿先(ティップ)側でラインが絡まるトラブルが発生しようものなら、自分の目の前に竿先をもってくるという動作だけでもかなり大変です。
まずはこのようなことから、ロングロッドは不向きと言えます。
さらに、魚をランディングするのもロングロッドではかなり困難必至です。
なので、
カヤックで使用するロッドの全長は6フィート前後を基準にするといいでしょう。
後の章で私が使用しているロッドも紹介します。
✔︎グリップが短いと釣り辛い
カヤックフィッシングにおいては、グリップの長さで釣りの快適さがまるで変わってきます。
間違ってもバスロッドみたいなものでジギングをしてはいけません。
脇でホールドできない分、手首に負担がかかりますから、ジグをしゃくるのも魚をかけてからも本当に大変な思いをすることになります。(私は経験あり・・・苦笑)
腱鞘炎になりたくない方は、安いものでも構いません!ジギングロッドを買うようにしてください。
どのメーカーでも大体竿の品番に「J〜」とか「LJ〜」とか書かれているものが、ジギング、ライトジギングロッドのことです。
これらのグリップ長があるものを選びましょう。
✔︎ガイド径は大きい方がストレスがない
これは多くのメーカー、シーバスロッドでも見受けられますが、ガイドの径が異常なまでに小さいんですよね・・・。
特にバスに力を入れているメーカーはその傾向が強い気もします。
私はベイトタイプですが、ワールドシャウラを使用しています。村田基さん監修のこのワールドシャウラはガイド径も大きくておすすめです。
まずは、上記の3点を頭に入れてロッド購入の基準としてみてくださいね。
それでは、次に私の失敗談を少し書いておきます。
私の当初の体験談(バスロッドを使用して見た結果・・・)
当時、カヤックフィッシングを始める前の私はというと、ショアから青物やタチウオを狙ったり、ブラックバス、シーバスなどを釣っていました。
ロッドに関してもオフショア(沖)の釣りをした事がなかったので、正直、そこまで深く考えていなかったです。
そんなカヤック初心者の私、ある釣行で・・・
「よし、使わずに眠っているバス用のロッドを使おう。」と張り切って持って行った時のこと・・・。
40cm位のエソがシマノのスピニングバスロッド「エクスプライド65ML」にかかったのですが、やはりというか・・・
グリップの短さに泣かされました・・・。
竿がそこそこ長めな割に、グリップが短いので、「魚のパワーを堪えるのに手の力のみ」に頼るしかありません。
オフショアのグリップは脇の下にホールド出来るように長くなっていますが、それがなぜなのか・・・。
よく解る結果となりました。
脇にホールドすることで、魚の引きも堪えることが出来、ファイトも体全体で楽しむことができます。
カヤックフィッシングはまだまだ人口も少ないので、最初は周りに聞ける人もいないことがほとんどでしょう。
このように、自分の体で経験して覚えていくのもいいかもしれませんね。
それから、帰宅後にネットで竿をポチッとしたのはいい思い出です。笑
カヤックフィッシングビギナーにおすすめのロッドを紹介します
上記の章でも解説しましたが、ロッドは6フィートを基準として考え、長めのものでも6フィート台には抑えておいたほうがいいでしょう。
さらにロッドのテーパー、パワーに関しては「何をするか」ということと、あとは好みでいいかとは思いますが、私はシマノであれば、1番パワー、2番パワーあたりを使用します。
◾️おすすめロッド
安価で青物が来ても大丈夫!私も使っていたロッドです。
今はシマノロッドで統一していることから使用していませんが、この6フィート4インチ、MLは絶妙なセッティングです!
初心者には特におすすめしたいオフショアロッド。
メジャークラフト 17 クロステージ CRXJ-S64ML/LJ (ライトジギングロッド)(大型商品A)
ベイトバージョンはこちらです
メジャークラフト 17 クロステージ CRXJ-B64ML/LJ (ライトジギングロッド)(大型商品A)
私の使用しているグラップラーの下位モデル、「グラップラーBB」です。こちらも6フィート3インチと使いやすい全長ですが、パワーは1番、2番、どちらも素晴らしいです。私はスピニングは1番、ベイトで2番を使用中。
シマノ グラップラー BB タイプLJ S63-1 [2021年モデル]【大型商品】
ベイトはこちら
【4月5日24時間限定ポイント5倍】シマノ SHIMANO 21 グラップラー BB タイプLJ B63-2【竿 ロッド ROD ショアジグ 陸 遠投 ジギング 新製品】
◾️私が使用しているモデルはこちら
ノーマルの19年モデルのグラップラーです
高価ですが、所有欲も満たしてくれるワールドシャウラの紹介です。(共にベイトロッド)
まずは、私も使用している「1651FF」です。タイラバや60g前後のジグにぴったりのロッドです。
シマノ(SHIMANO) 18ワールドシャウラ 1651FF-3 38113 大型便
そして、10kgクラスのブリやサワラ、シイラなどの大型を狙う人には「1604SS」がおすすめ!
超絶パワーロッドです。
【シマノ】*2019追加機種 ワールドシャウラ 1604SS-3【メーカー希望小売価格の30%OFF!!】【4969363392565】
上記のワールドシャウラをカヤックで使う場合は別途エクステンションバットTypeBが必須となります。
2021年4月現在、「Type B」は在庫切れがほとんどです。
見つけた場合は即買いをおすすめします。
まとめ
今回はカヤックフィッシングで使うロッドに関して書いてみました。やはり、適材適所とは言ったもので、バスロッドなどは持ち込まずに、1万円程度のもので構わないので、ジギングロッドを使うようにしてください。最近のシマノ製であれば、1万円台でハイパワーXは搭載されていることが多く、2万円程度出せば、スパイラルXも搭載されてきます。そこまで出費すれば、軽くて強度のあるロッドが買えるのでおすすめです。