今回はリールを購入する際に皆さんが悩まれるギア/特に今回は「PG」について解説をします。
この記事を読んでくれている皆さんはおそらく「ショアアングラー」か「カヤックフィッシング」をされていると思いますが、結論を申しあげると
それでは、PGリールについてを掘り下げていきましょう。
✔︎当記事の内容
・そもそもPG(パワーギア)のリールって・・・?
・PGリールのメリット・デメリットを解説します
・PGリールが向いている釣りとは
そもそもPG(パワーギア)のリールって・・・?
動画などでもしばしば使っている人を見かける「PG」タイプのリール。
当然、個人の好みがあるので否定はしませんが、カヤックフィッシングにおいてPGリールはちょっと大変かもしれません。(いや、だいぶ大変)
それは下記でも解説しますが、ワンピッチというシャクっては、リールのハンドルを巻くという動作を繰り返すジギングには向いていないからです。
✔︎PGリールの特徴
パワーギアと言われる「PG」のリール。リールには型番の後に「H」や「XH」「XG」などと表記がありますが
それすなわちどういうことかというと・・・
単純に「ジギングでしゃくったり、ルアーの回収時にはハンドルをひたすら巻かなければなりません」ということです。
1m分の糸をリールで巻いて回収する場合、XG(エクストラハイギア)に比べたらPGは倍近く巻かなくてはならないこととなります。
つまりは、XGのリールなら1回転で済むところPGは約2回転でということになります。
PGリールのメリット・デメリットを解説します
✔︎ PGリールのメリット
まず、PGリールのメリットは「トルクフルな巻き上げが出来ること」、そして「巻きの軽さ」でしょう。
巻きの釣りであれば、超重たいビッグベイトや巻き抵抗のあるディープクランクなどでしょうか。
ある程度の速さで巻いてもゆっくりとアプローチすることができ、HGでは巻くのに抵抗が強いルアーでも負担なく巻くことが可能に。
ただし、トルクフルに巻けたとしても本当にしんどいのは竿を支える左手になります。特にディープクランクの巻き抵抗は左手に負担が来ますよね・・・
上記のような負担を軽減してくれるのがPGリールで、トルクフルなパワーと引き抵抗のあるルアーをメインに使う方はお試しあれ!
特にバスフィッシングであれば使う場面はいくつか見つかると思います。
✔︎ PGリールのデメリット
PGリールのデメリットは何と言っても巻き取り長が短いことでしょう。
つまりは、リール1回転あたりの糸の回収が少ないということです。
PGリールをどれだけ頑張って速く巻いても、巻き取りスピードはハイギアの普通巻き程度と限界があります。
しかし、それとは逆にHGリールの場合、ゆっくり巻けばルアーはゆっくり動きます。
さらに付け加えるなら、PGリールで速巻きをするという事は、竿を持つ左手も多少ブレるために魚のアタリも取りにくくなります。
一番巻き取り長の多いXGリールであれば、ゆっくり巻ける分、竿を持つ手がブレないので、アタリも明確に伝わり、ルアーにゴミなどが引っかかった時の「あの違和感」も敏感にキャッチすることが可能となります。
さらに、ジギングに関していえば、PGリールは1回転で50〜60cmくらいしか巻きとれないので、ルアーの高速巻きは厳しいですし、しゃくった後の糸ふけも「1シャクリに対して2回巻き取るなどの煩わしさも・・・」
ナブラなんか発生した時には、速巻きするのにかなりの体力を使ってしまいますね!
なので、カヤックフィッシングを始められる方で、これから竿やリールを揃えるという方には「PG」の意味をぜひ覚えておいてもらいたいです。
やはり、推奨は「HG」か「XG」のリールとなります。
PGリールが向いている釣りとは
では、PGリールに最適な釣りは?というと「エサ釣り」になります。
魚がかかるのを待ってから、それをぐいぐい寄せるだけの釣り向きですね!
または、ノマセ釣りにも使えます。
巻き抵抗がそんなに無いルアーを巻いたり、バス釣りでのピッチングの釣り、海でのジギングはHG以上、一番はXGがおすすめです。
まとめると下記のようになります。
✔︎ PGリールが向いている釣り
・巻き抵抗の強いルアー(ビッグベイト、ディープクランクなど)
・エサ釣り
・アジなどの活き餌で青物を狙うノマセ釣り
✔︎ PGリールが使いにくい / NG
・ジギング
・巻き抵抗がそこまで強くないルアー
・バス釣りでのカバーの釣り(魚が掛かったらとっさにこちらへ寄せなければいけない)
まとめ
今回は「PGリール」についてを書いてきました。私は現在1つも持っていませんが、秋の瀬戸内海ではノマセ釣りで青物がバンバン釣れるので、ほしくなってきました。リールの型番(大きさ)に関しては使うルアーサイズ、そして対象魚を考慮した上で決定してもらえればと思います。
<参考>
カヤックフィッシングにおいては大体2種のリールを使用することになるかと思います。 それが 「スピニングリール」と「ベイトリール」。 バス釣りをされている方であれば[…]